カテゴリー別アーカイブ: バイオ・医療

「低線量放射線でのLNT仮説」成り立たない可能性示唆。バークレー研究所が新たな証拠を報告

米ローレンスバークレー国立研究所の研究チームが、低線量の電離放射線リスクに関する新たな知見を報告しています。研究で得られた証拠は、「放射線による生体へのダメージには閾値がなく線量に比例して直線的に増大する」というLNT仮説(the linear-no-threshold hypothesis)が低線量では成り立たない可能性を示唆するものであるといいます。

ミカヅキモがストロンチウム90を分離固定する仕組み、ノースウェスタン大とアルゴンヌ国立研究所が解明

緑色藻類のミカヅキモが放射性同位元素ストロンチウム90を選択的に分離固定する仕組みが解明されたとのこと。ノースウェスタン大学とアルゴンヌ国立研究所の研究チームが発表しました。ミカヅキモがこうした能力を持っているという報告はこれまでにもありましたが、その仕組みはよく分かっていませんでした。

ミシガン大ら、サイボーグ化した昆虫に組み込む振動発電デバイスを開発

ミシガン大学工学部らの研究チームが、昆虫の羽に組み込むタイプの振動発電デバイスを試作したとのこと。発電デバイスをセンサや制御用マイコンなどと一緒に搭載した「昆虫サイボーグ」は、人間の立ち入りが困難な災害現場での初期踏査などに応用が期待できるとしています。

ライス大、癌細胞を焼き殺すための金微粒子を1細胞内に200万個詰め込む技術を開発

米国ライス大学の研究チームが、1個の癌細胞に金の微粒子(ナノロッド)200万個を注入する技術を開発したとのこと。金ナノロッドにレーザー光を照射すると、光が熱に変換され、癌細胞を内部から焼き殺すことができます。従来は、これほど大量のナノロッドを細胞に詰め込む技術がなく、弱いレーザーで効果的に癌を殺すことができなかったといいます。

豪マードック大、ユーカリの葉の疎水性をナノレベルで解明。ナノテク材料への幅広い応用に期待

西オーストラリア南西部に自生するユーカリの葉に備わっている撥水能力と自己洗浄能力は、葉の表面におけるナノレベルの特性によるものであると、マードック大学の研究チームが報告しています。撥水・洗浄機能をもつユーカリの成分を抽出することで、ナノテク材料への幅広い応用が期待できそうです。

「GaN半導体は無毒で生体適合性高い」ノースカロライナ州立大らが報告。バイオ医療・インプラント分野でのGaN応用に期待

半導体材料の窒化ガリウム(GaN)は、無毒であり、ヒトの細胞への適合性が高いという研究報告を、ノースカロライナ州立大学とパデュー大学の研究チームが行っています。バイオ医療・インプラント技術において、GaNを様々な用途で利用できる可能性が出てきました。

ノースウェスタン大、DNAとナノ粒子使って結晶材料の設計・組立を自在に行う技術

ノースウェスタン大学の研究チームが、DNAとナノ粒子を使って結晶構造を自在に設計し、組み立てる技術を開発したとのこと。自然界に存在しない新規材料の創製にも利用できるとしており、触媒、エレクトロニクス、光学、バイオ医薬、エネルギーの生成・貯蔵・変換など、幅広い分野の材料開発への応用が期待されます。

無限のエネルギー供給源が実現か ― 微生物電解セルによる水素生成技術、ペンシルバニア州立大が開発

ペンシルバニア州立大学の研究チームが、微生物電解セルを使った水素生成システムを開発。海の近くで廃水がある場所ならどこでも、水素を生成できるとのこと。研究チームを率いる環境工学教授 Bruce E. Logan氏は、このシステムについて「送電網から電力供給を受ける必要がなく、完全にカーボンニュートラルで、事実上は無限のエネルギー源」であるとしています。

「なぜ細胞は、ナノチューブなど長過ぎる物体を無理に飲み込もうとするのか?」 ブラウン大の研究

カーボンナノチューブ(CNT)など、長さのあるナノ材料を細胞が無理に飲み込もうとして壊れてしまうという現象があります。ブラウン大学の研究報告によると、この現象が起こる理由は「細胞表面がチューブの先端を小さな球体と誤認するため」であるといいます。同研究は、細胞がCNTや金ナノワイヤ、アスベスト繊維などとどのように相互作用するかを詳細に調べたものであり、CNTをドラッグデリバリーシステムにおける薬剤輸送体として用いる技術などにも有用な知見をもたらすとみられます。

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