マックス・プランク研究所、ガンマ線回折用レンズを実現。材料はシリコンや金、電池材料開発や医療分野への応用期待

マックス・プランク量子光学研究所が、ガンマ線の回折に使えるガンマ線レンズの開発に成功したとのこと。レンズの材料には、シリコンや金を使うとしています。高エネルギーのガンマ線に適用できるガンマ線レンズは実現不可能と考えられてきましたが、実際に作れることが実験で証明されたことで、医療や材料科学の分野での様々な応用が進むことになりそうです。
マックス・プランク量子光学研究所が、ガンマ線の回折に使えるガンマ線レンズの開発に成功したとのこと。レンズの材料には、シリコンや金を使うとしています。高エネルギーのガンマ線に適用できるガンマ線レンズは実現不可能と考えられてきましたが、実際に作れることが実験で証明されたことで、医療や材料科学の分野での様々な応用が進むことになりそうです。
米国立標準技術研究所(NIST)が、空洞共振器用の高性能なミラーデバイスを開発したとのこと。光の圧力によって機械的に動くデバイスであり、これまで空洞共振器で使われてきた積層ミラーに比べて、測定感度が大幅に向上。光学とMEMSを結合した新技術として注目されます。
ディスプレイサーチが、バックライト用光学フィルムについての市場予測を発表しています。それによると、2012年の市場規模は前年比6.7%減の42億ドルとなる見込み。2009~2011年は、液晶ディスプレイ用バックライト市場の成長を受けて、光学フィルム市場も年平均成長率(CAGR)19%で拡大を続けてきましたが、今年は3年ぶりのマイナス成長になるとしています。
マサチューセッツ工科大学(MIT)が、広範囲の波長の光を極めて効率良く吸収できるメタマテリアルを設計したとのこと。次世代の超高効率太陽電池への応用が期待できるとしています。
米国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が、太陽電池製造工程での熱処理を革新する光共振炉(OCF: Optical Cavity Furnace)の技術開発を進めているとのこと。ウェハー加熱時の面内温度均一性に優れており、加熱・冷却コストがかからず、製造工程における様々な熱処理に対して装置を入替えずに1台で対応できることなどが特徴。変換効率の大幅向上(最大4ポイント増加)も可能になるとしています。
米ロスアラモス国立研究所が、メタマテリアルを短時間・低コストで製造する技術を開発したとのこと。これにより、物体を光学的に透明化するなど、通常では考えられない様々な特性をもつメタマテリアルの研究が進むとみられます。