カテゴリー別アーカイブ: バイオ・医療

イリノイ大ら、脳の深部に挿した極小LEDデバイスでニューロンを光刺激。光遺伝学用ツールとして期待

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校とワシントン大学の研究チームが、脳の深部に直接挿入可能な極薄のフレキシブル発光デバイスを開発した。デバイスの先端にニューロンと同等サイズの微小なLEDを備えている。光刺激によってニューロンの興奮を制御する光遺伝学(オプトジェネティクス)のツールとして利用できる。

名古屋工大ら、太陽光でナトリウムイオンを輸送するポンプ型タンパク質を海洋細菌から発見

名古屋工業大学大学院の神取秀樹教授、井上圭一助教らが、東京大学大気海洋研究所 木暮一啓教授、吉澤晋研究員との共同研究により、光のエネルギーを使ってナトリウムイオン(Na)を細胞から汲み出すイオンポンプ型タンパク質であるナトリウムポンプ型ロドプシン(NaR)を発見した。このタンパク質の働きを解明し制御できれば、脳神経研究などの応用が可能になり、様々な精神・神経疾患の治療法開発への寄与が期待される。

東大、生きた微生物が電気エネルギーを作り出す機構解明。従来モデルの1000倍以上の効率で電気生産可能

東京大学大学院工学系研究科の岡本章玄助教、橋本和仁教授、中村龍平助教(現・理化学研究所環境資源科学センター チームリーダー)らのグループが、生きた微生物が電気エネルギーを作り出すメカニズムを解明した。その結果、従来モデルと比較して1000倍以上高い効率で、細胞から電子を引き抜けることを明らかにした。微生物燃料電池の高出力化や、石油パイプラインや船底などの微生物による腐食抑制技術の開発につながることが期待される。

シンガポールNTU、二酸化チタン多目的ナノ材料を開発。浄水・脱塩・水素生成・殺菌・太陽電池・二次電池負極など幅広く応用

シンガポール・南洋理工大学(NTU) Darren Sun 准教授らの研究チームが、水質浄化、水素生成、フレキシブル太陽電池、リチウムイオン電池負極材、殺菌効果のあるバンドエイドなど多目的に利用できる二酸化チタンナノ材料を開発している。二酸化チタンは光触媒性能や親水性といった特性を持っており、安価で容易に手に入る材料であるため、低コストな再生可能エネルギーとクリーンな水の安定供給に広く応用できる可能性がある。

スタンフォード大、生きたままの細胞に光共振器を挿して長時間観察に成功

スタンフォード大学の研究チームが、生きたままの細胞の内部に光共振器(発光プローブ)を挿入する技術を実証した。デバイスを挿入した状態でも細胞は損傷されず、通常通りに機能し、移動したり増殖したりするという。レーザー光やLEDを使った生体細胞の新しい研究手法への応用が期待される。2013年2月6日付けの Nano Letters に論文http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/nl304602dが掲載されている。

パナソニックとimec、微量の血液から遺伝子情報を全自動検査できるチップ開発

パナソニックとベルギーimecが、数マイクロリットルの血液から遺伝子情報検査を全自動で行なえる小型の遺伝子検査チップを開発した。微量の血液からDNAを抽出・増幅し、遺伝病の有無などが分かる一塩基多型(SNP:Single Nucleotide Polymorphism)の判定を行う機能を1チップに一体化した。前処理も含め1時間で遺伝子検査を行うことが可能になるという。

立命館大、新原理の深紫外発光デバイスMIPEを開発。大面積・水銀フリーの殺菌用光源

立命館グローバルイノベーション研究機構(R-GIRO)特別招聘教授 青柳克信氏とPIリサーチ主任研究員 黒瀬範子氏が、新しい原理で深紫外光の発光を行うマイクロプラズマ励起大面積高出力深紫外発光素子(MIPE)を開発した。殺菌用途で従来の水銀ランプを代替する技術として注目される。

フラウンホーファーIPA、CNTで駆動するマイクロピペットを開発

フラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA)が、カーボンナノチューブ(CNT)を利用したアクチュエータで駆動するマイクロピペットを開発した。産業技術総合研究所(関西センター)健康工学研究部門の安積欣志氏らのグループが開発したCNTアクチュエータの応用製品として、フラウンホーファーIPAが試作した。

UCLA、液体ナノレンズを使った光学顕微鏡技術を開発。ウイルス1個単位で検出

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが、液体ナノレンズを使った新しい光学顕微鏡技術を開発した。100nm以下のサイズの微粒子やウイルスなどが広い範囲にまばらに散らばっているような試料でも、微粒子やウイルスを1個単位で検出できる。医療・診断用途での応用が期待される。

ホタルのウロコを模した表面構造でLEDの光取り出し効率1.5倍 … ベルギー・ナミュール大ら

ベルギー、フランス、カナダの研究チームが、LEDのデバイス表面にホタルの腹部にみられるウロコの形状を模倣した構造を形成することによって、光の取り出し効率を1.5倍以上高めたと報告している。LED表面を構造化することで光の取り出し効率を高める技術は従来からあるが、その多くはサブミクロンオーダーの微細構造の形成を必要とする。一方、今回の技術は、実際のホタルのウロコと同じサイズである数μm程度という比較的大きな構造によって、大幅な効率改善が見込めるという特徴がある。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...