カテゴリー別アーカイブ: 半導体

バークレー研究所、人工光合成システムの集積化に成功。ナノスケールの森林状デバイス

米ローレンス・バークレー国立研究所が、人工光合成システムを集積化したナノデバイスを開発した。植物の葉緑体に似た構造を持つ樹木状の半導体ナノワイヤに太陽光を吸収させ、太陽エネルギーで水を分解して酸素と水素を生成する。集積化したデバイスは、樹木状ナノワイヤが多数配列されているため、ナノスケールの森林のように見える。

東北大、磁気の流れを介した新しい磁気抵抗効果を発見

東北大学の研究チームが、磁気の流れによって発現する新しい磁気抵抗効果を世界で初めて発見した。「スピンホール磁気抵抗効果」と呼ばれる現象で、非磁性金属と磁性絶縁体を接合させたときに発現する。スピンホール磁気抵抗効果を用いると、磁性体に電流を流さずに、隣接する非磁性金属に磁気抵抗効果を引き起こすことが可能となる。このため、磁性体における発熱や化学反応、磁気特性の劣化の少ない長寿命な新機能磁気デバイス開発への応用が期待される。

東北大ら、磁気の波による熱エネルギー移動に成功。デバイス発熱の解消に期待

東北大学らの研究グループが、磁気の波(スピン波)を用いて熱エネルギーを望みの方向に移動させる基本原理の実証に成功した。デバイスに情報入力するときに使われる電流やマイクロ波は、その多くが熱に変わり、発熱によってデバイス動作を不安定にする問題があるが、今回の手法によって熱エネルギーを制御して熱源から離れた場所へ運び、デバイスからの排熱効率を上げることが可能になる。

EVG、MEMSやウェハーレベルプロセスの最新技術セミナーを開催

EV Group (EVG) は2013年5月27日、MEMSおよびウェハー・パネルプロセス関連の最新技術に関するプライベートセミナーを無料開催する。STマイクロエレクトロニクス、早稲田大学 水野潤 准教授などによる招待講演に加え、SOIウェハー・CMOSイメージセンサ・3D積層ICなどの最新接合技術、マスクアライメントおよびレジストプロセス、ナノインプリントによるウェハーレベルレンズ、MEMS・LED向けの仮貼り合わせ技術など、EVGの最新装置・プロセスについての技術解説を行う。会場は京都。

ペンシルバニア大、可視光領域でシリコンを高効率に発光。エレクトロニクスとフォトニクスの統合に期待

ペンシルバニア大学の研究チームが、バルクサイズのシリコンデバイスを可視光の波長域で高効率に発光させる技術を開発した。通常シリコンがLEDのように発光することはないが、今回の研究ではナノ共振器による表面プラズモン効果を利用することで発光を可能にした。光源にシリコンを用いることができれば、エレクトロニクスとフォトニクスの統合が容易になるため、高速・低消費電力の光コンピュータ技術が進展する可能性がある。

IBM、イオン流による不揮発性デバイス動作を実証。イオン液体を使って酸化物の金属-絶縁体遷移を可逆制御

IBMの研究チームが、電子の代わりにイオンの流れを用いた不揮発性デバイスの動作技術を実証した。既存のシリコン半導体チップに比べて、不揮発性メモリおよび不揮発性ロジックの消費電力を低減できるとみられる。デバイス微細化の物理的限界に近づいているシリコンを超える新規材料技術として注目される。

京大と筑波大、ヘリウム原子の単結晶X線構造解析に成功。異種原子を同時に内包したフラーレン合成法も開発

京都大学と筑波大学の研究グループが、ヘリウム原子の単結晶X線構造解析に世界で初めて成功した。ヘリウム原子と窒素原子を同時に内包したフラーレンの合成手法も開発した。異種原子を同時に内包したフラーレンの合成手法は、有機薄膜太陽電池や有機トランジスタの性能向上に寄与すると期待される。

「ミニマルファブ完成まであと2~3年」 半導体製造装置の超小型化技術に注目

ウェハー口径と装置の大型化とは真逆の発想から、低コストで収益性の高いデバイス製造プロセスを実現しようとする動きに注目が集まっている。産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門の原史朗氏を中心とする「ミニマルファブ構想」である。ミニマルファブでは、ウェハーの口径を1/2インチとし、1ウェハー1チップでデバイス製造を行う。すべての製造装置は、幅30cmに規格化された筐体に収まるサイズまで小型化され、ファブの規模も10m四方程度まで縮小する。1分間1ウェハーの処理速度が実現できれば月産4万個以上のチップ生産が可能で、設備投資を従来とは桁違いに少なくできる。

スタンフォード大、生きたままの細胞に光共振器を挿して長時間観察に成功

スタンフォード大学の研究チームが、生きたままの細胞の内部に光共振器(発光プローブ)を挿入する技術を実証した。デバイスを挿入した状態でも細胞は損傷されず、通常通りに機能し、移動したり増殖したりするという。レーザー光やLEDを使った生体細胞の新しい研究手法への応用が期待される。2013年2月6日付けの Nano Letters に論文http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/nl304602dが掲載されている。

「エルピーダ倒産、円高のせいではない」中央大・竹内健氏@ナノ・マイクロビジネス展記念講演会

「ナノ・マイクロビジネス展/ROBOTECH 記念講演会」が、2013年1月23日、ホテル グランドパレス(東京)で開催された。ナノ・マイクロビジネス展は、これまでのMEMS分野の技術展示会「マイクロマシン/MEMS展」を改称したもの。2013年7月3~5日の3日間、東京ビッグサイトで開催される。ナノレベルまで進化した微細加工技術とその応用分野をビジネスに直結させることをめざすという。

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