「海藻から抽出した成分でリチウムイオン電池が高性能化」 ジョージア工科大らが報告

ジョージア工科大とクレムソン大の研究チームによると、海藻から抽出した成分でリチウムイオン電池の性能が向上したとのこと。海藻由来のアルギン酸塩を電極のバインダ材料として用いることによって、電池を高容量・高出力化できるとしています。電池に含まれる有害成分を環境にやさしい材料で代替する技術としても注目されます。
ジョージア工科大とクレムソン大の研究チームによると、海藻から抽出した成分でリチウムイオン電池の性能が向上したとのこと。海藻由来のアルギン酸塩を電極のバインダ材料として用いることによって、電池を高容量・高出力化できるとしています。電池に含まれる有害成分を環境にやさしい材料で代替する技術としても注目されます。
フラウンホーファー研究所が、繊維強化複合材料を使って軽量・堅牢な電気自動車用バッテリ格納容器を開発。重さは従来のスチール製から25%減の35kgで、量産プロセスの開発も行っているとのこと。
スタンフォード大とハーバード大の研究チームが、コンピュータによる予測アプローチを有機半導体の材料開発に導入。高い電子移動度を持つ新規有機半導体の開発期間を大幅に短縮することに成功したとのこと。
UCLAの研究チームが、液晶ディスプレイの部材である偏光板に有機太陽電池の機能を持たせる技術を開発したとのこと。太陽光だけでなく、液晶バックライト自体の光を使って発電することもできるため、この技術が実用化されればスマートフォンなど液晶画面付き携帯機器を外部電源から充電する必要がなくなるかもしれません。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究者が、ゴムのように伸ばしたり曲げたりできるポリマーLEDを開発したとのこと。LEDチップを接続する電極材料を薄化することで曲げられるようにしている従来のフレキシブルデバイスとは異なり、すべての部分が曲げ伸ばし可能であるため、「本質的に伸縮自在なデバイス」だとしています。
ライス大の研究チームが酸化黒鉛(GO: graphite oxide)を簡単にスーパーキャパシタに変える方法を発見したとのこと。CO2レーザーを使ってシート状のGO表面にパターンをつけるだけで良いそうです。添加剤なども必要ありません。
ニューヨーク大の研究チームが、アルキメデス多面体と呼ばれるタイプの立体構造を有する分子を開発したとのこと。この分子多面体は、磁性材料や光学材料など、産業用・民生用の幅広い製品に影響を与える可能性のある画期的な構成要素になるといいます。
米国標準技術局(NIST)の研究チームは、周密に配列された非常に長いカーボンナノチューブ(CNT)が長波長領域のほとんど全ての光を吸収することを発見しました。これは、テラヘルツレーザー出力測定用検知器のプロトタイプ向けのコーティング材としてCNTが有望な材料であることを示すものです。
モナシュ大学 Dan Li博士らの研究チームが、水を利用してグラフェンの特性を積層状態で維持する技術を開発したとのこと。これにより、グラフェンを蓄電デバイスとして実用化する道が開けると期待されています。