UCLA、液体ナノレンズを使った光学顕微鏡技術を開発。ウイルス1個単位で検出

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが、液体ナノレンズを使った新しい光学顕微鏡技術を開発した。100nm以下のサイズの微粒子やウイルスなどが広い範囲にまばらに散らばっているような試料でも、微粒子やウイルスを1個単位で検出できる。医療・診断用途での応用が期待される。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームが、液体ナノレンズを使った新しい光学顕微鏡技術を開発した。100nm以下のサイズの微粒子やウイルスなどが広い範囲にまばらに散らばっているような試料でも、微粒子やウイルスを1個単位で検出できる。医療・診断用途での応用が期待される。
マサチューセッツ工科大学の材料科学・工学研究者 Martin Maldovan 氏が、熱伝導制御に関する新しいアプローチを提唱している。フォトニック結晶およびフォノニック結晶の技術を拡張することによって、光をレンズで集束したりミラーで反射させるのと似た方法で熱を操作できるようにするという。
米国立標準技術研究所(NIST)が、原子間力顕微鏡(AFM)用の光学機械センサを開発している。AFMの感度を損なわずにカンチレバーのバネ定数を変えられるため、低バネ定数による生体試料の観察から高バネ定数での固体試料の高分解能測定まで、幅広い用途に高感度AFMが適用できようになるという。
ナノシステム・イニシアチブ・ミュンヘン(NIM)とイテルアビブ大学の研究チームが、光合成タンパク質単体から生成される光電流の測定技術を開発したとのこと。単分子レベルで光合成タンパク質を制御・測定できるようにすることで、光電変換や光電気化学分野でのデバイス応用が進むと期待される。
ケンブリッジ大学の研究チームが、カーボンナノチューブ(CNT)を散乱素子に用いたホログラム映像表示に成功したとのこと。従来にない広い視野角で高解像度のホログラムを投影できる。
半導体製造装置などの開発・製造・販売を手がけるアペックスが、仏FOGALE nanotech製の検査測定装置「T-Map」の国内販売を開始している。同装置は、赤外線干渉または白色光の色収差を利用してデバイスの表面形状や膜厚、深さなどの測定を非破壊で行うもの。シリコン貫通電極(TSV)形成プロセスや三次元積層プロセスなどで必要とされるデバイス測定に適しており、ベルギーIMECでは、三次元デバイス検査の標準装置として採用されている。
ナノフォトンは、独自開発のライン照明技術を用いてラマン画像の高速取得と高画質性能を両立したレーザーラマン顕微鏡を中心に最先端の理化学機器事業を展開している。本稿では、同社 マーケティングマネージャー 内山知也氏とアプリケーションエンジニア 久保田直義氏への取材を基に、ラマンイメージングによるナノカーボン材料の分析事例についてまとめる。また、同社がJASIS2012に出品する最新製品も紹介する。
ハーバード大学工学応用科学部(SEAS)の研究チームが、ナノアンテナを用いた薄膜型の平面レンズを開発したとのこと。通常の厚みのあるガラスレンズと異なり、まったくの平面形状だが、回折限界近くまで光を集束させることができる。さらに、通常のレンズにつきものの歪みが生じないため、補正処理なしで完全な像が得られるという。
英国立物理学研究所(NPL)とインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが常温常圧で動作する固体メーザー(MASER: Microwave Amplification by Stimulated Emission of Radiation)の開発に成功したとのこと。メーザーはレーザーのようにビーム状に絞られたマイクロ波を生成する技術であり、工業、医療、科学計測など幅広い分野への応用が期待できる。