カテゴリー別アーカイブ: 水素製造・貯蔵

東工大・細野教授ら、新規ルテニウム触媒によるアンモニア合成で緊急シンポ開催

東京工業大学が、2012年12月15日、「Beyond Haber-Bosch Process: アンモニア合成のブレークスルーを目指して」と題する緊急シンポジウムを都内で開催した(共催・科学技術振興機構)。東工大フロンティア研究機構 細野秀雄教授と同大応用セラミック研究所 原亨和教授のグループが先ごろ発表した高活性なアンモニア合成触媒を中心に、これからのアンモニア合成技術と再生可能エネルギー社会の展望について、活発な議論が交わされた。

イオン液体によって水素生成触媒の反応速度と効率が同時に向上 ― PNNLが報告

米パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)が、イオン液体を使って水素生成触媒の反応速度と効率を同時に上げられるとする報告を行っている。これまで水素生成触媒は、反応速度は速いが効率は悪い触媒、または効率は良いが反応速度は遅い触媒しかなかった。今回の研究は、イオン液体によって反応速度と効率の間のトレードオフの関係を解消できることを示すもの。プラチナ代替のニッケル材料を使用して、より高性能な水素生成触媒を設計できる可能性もあるという。

カリフォルニア工科大、水の熱化学分解の新手法開発。産業廃熱を利用した水素製造めざす

カリフォルニア工科大学の研究チームが、水の熱化学分解による水素製造の新手法を開発したとのこと。1000℃未満と比較的低い反応温度で処理でき、有害な副生成物が生成されないことが特徴であるという。産業廃熱を貯蔵可能な水素エネルギーに変換する技術として期待される。

「ヒトの糞便から飲料水とエネルギー生成」英研究チームが装置開発めざす

インペリアル・カレッジ・ロンドン、マンチェスター大学、ダラム大学ら英国の研究チームが、ヒトの糞便をリサイクルして飲料水と水素燃料を生成する装置の共同開発を行うとのこと。このプロジェクトは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団から研究助成を受けており、開発途上国における安全な飲料水とエネルギーの確保をめざすとしています。

「ナノワイヤの森」で水素燃料つくる ― UCサンディエゴ校

カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、三次元に枝分かれしたナノワイヤを並べて「森」のような構造を作り、太陽光から水素燃料を生成する技術を開発しているとのこと。自然の森林と同様に太陽光を効率良く吸収し、水素エネルギーに変換するといいます。

バークレー研究所、モリブデナイトの活性部位を模した新規分子を合成。水素製造に使えるプラチナ代替の低コスト触媒に期待

米ローレンスバークレー国立研究所が、モリブデナイトの触媒活性部位を模した新規分子の合成に成功したとのこと。プラチナの代替材料として、水から水素ガスを分離するための低コストの触媒開発につながると期待されます。

バークレー研究所、有機金属骨格体による低圧・大容量の水素貯蔵材料開発めざす

米ローレンス・バークレー国立研究所が、水素を低圧力で大量に貯蔵できる有機金属骨格体(MOF: metal-organic framework)の合成技術の開発を進めているとのこと。航続距離500km程度の燃料電池自動車に必要とされる水素燃料を、安全かつコスト効率良く貯蔵する方法を見つけることが研究の目標であるといいます。

MIT、「人工葉っぱ」の開発に成功。水と太陽光から水素と酸素を直接生成

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、水と太陽光から水素と酸素の気泡を生成できる「人工葉っぱ」と呼ぶべきデバイスを開発しました。外部からの電力供給なしに太陽光エネルギーだけで水素燃料を作り出せるクリーンなエネルギー供給技術として注目されます。

無限のエネルギー供給源が実現か ― 微生物電解セルによる水素生成技術、ペンシルバニア州立大が開発

ペンシルバニア州立大学の研究チームが、微生物電解セルを使った水素生成システムを開発。海の近くで廃水がある場所ならどこでも、水素を生成できるとのこと。研究チームを率いる環境工学教授 Bruce E. Logan氏は、このシステムについて「送電網から電力供給を受ける必要がなく、完全にカーボンニュートラルで、事実上は無限のエネルギー源」であるとしています。

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