【CEATECレポート③】EVの進化を支えるモータ、インバータ

電気自動車(EV)の高性能化は、モータ、高効率パワーモジュール、高容量バッテリ、車体軽量化材料の開発など、様々な領域での技術革新が相乗してはじめて可能になるものです。今回は、CEATEC JAPAN 2011の展示内容から、モータとパワーモジュール関連の技術についてまとめてみました。
電気自動車(EV)の高性能化は、モータ、高効率パワーモジュール、高容量バッテリ、車体軽量化材料の開発など、様々な領域での技術革新が相乗してはじめて可能になるものです。今回は、CEATEC JAPAN 2011の展示内容から、モータとパワーモジュール関連の技術についてまとめてみました。
前回のレポートでは、有機薄膜や色素増感型など、非シリコン系の太陽電池を取り上げました。今回はCEATEC JAPAN 2011での展示内容に沿って、太陽光発電の主力であるシリコン系太陽電池の最近の技術動向をまとめておこうと思います。
震災、原発事故を経て、再生可能エネルギーへの関心が高まる中での開催となったCEATEC JAPAN 2011。例年デジタル家電やゲーム機などが主役となる幕張メッセ1~3ホールにも、今年は「スマートコミュニティ・ゼロ」と題するエネルギー関連の特設エリアが設けられ、大きな注目を集めました。これから数回に分けて、CEATEC2011で展示された環境・エネルギー関連の技術をレビューしていきたいと思います。
10月4日(火)~8日(土)の5日間、幕張メッセでCEATEC2011が開催されます。どちらかというと、デジタル家電、モバイル、ネットワーク分野などの出展ブースに人気が集まる同展示会ですが、今年は震災・原発事故の影響もあり、エネルギー関連技術への注目度が例年より高まるのでは、と思います。以下、電子部品・デバイス・装置関連を中心に、SJN的に気になる展示をピックアップしてみました。
リチウムイオン電池や太陽電池材料の分析などエネルギー・環境分野に関連した展示が目立つのは、ここ数年続いている傾向です。特にリチウムイオン電池については、自動車向けの大量生産が本格化しつつあることを受け、安全性をより高めるための高精度の異物・欠陥検出が必要になっていることに加え、分析時間の短縮ニーズに対応する技術提案が盛んに行われていました。