チューリッヒ工科大ら、CNT用いて犬の鼻並みの超高感度分子センサを開発

スイス・チューリッヒ工科大学と米ローレンス・リバモア国立研究所が、カーボンナノチューブ(CNT)を用いた超高感度の分子センサを開発した。表面増強ラマン分光(SERS:surface-enhanced Raman spectroscopy)用の基板として金と酸化ハフニウムをコーティングしたCNTを使っている。pptレベルといわれる犬の鼻に匹敵する感度で特定分子の検出を行うことができ、従来のSERS基板と比べて安価かつ容易に製造できるという。