CEATEC2011が4日から開催: SJN的に気になる展示をピックアップしてみた

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10月4日(火)~8日(土)の5日間、幕張メッセでCEATEC2011が開催されます。どちらかというと、デジタル家電、モバイル、ネットワーク分野などの出展ブースに人気が集まる同展示会ですが、今年は震災・原発事故の影響もあり、エネルギー関連技術への注目度が例年より高まるのでは、と思います。

以下、電子部品・デバイス・装置関連を中心に、SJN的に気になる展示をピックアップしてみました。

日立製作所は、実空間に立体映像を重ねて表示する技術を開発。CEATEC会場でのデモ展示を行います。24台のプロジェクタによる映像情報を、複数枚を組み合わせたレンズとハーフミラーを用いて表示する技術で、眼鏡なしで複数の人が同時に鑑賞可能とのこと。

実空間に立体映像を重ねて表示する技術(日立製作所)

富士通は、周囲の環境からエネルギーを収穫し、電力に変換するハーベスティング技術に関する展示を行うとのこと。世界初、光と熱どちらからでもエネルギーを生み出せるハイブリッド型発電デバイスを出品します。

ハイブリッド型発電デバイス(富士通)

パナソニックのエナジーソリューションゾーンでは、家の中の創エネ、蓄エネ、省エネを生活に合わせてコントロールするHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を提案。さらに、2013年度に街びらき予定されている「Fujisawa SST(サスティナブル・スマートタウン)」など、住宅、ビル、店舗、街全体をエネルギーマネジメントシステムでつなぐ「街まるごとエナジーソリューション」も紹介。

Fujisawaサスティナブル・スマートタウン構想(パナソニック)

高知工科大学・山本哲也研究室は、希少金属インジウムの代替材料である酸化亜鉛の透明電極を実装した20インチ型LEDバックライト液晶ディスプレイテレビを試作。会場でのデモ展示を行います。インジウムの使用量を50%以上削減しつつ、鮮明な画像を実現。とくに青・緑色の画像が従来よりクリアになっているとのこと。

酸化亜鉛透明電極を用いた液晶表示(高知工科大)

ロームは、EV/HEVや産業機器のインバータ駆動向けに開発した高温動作可能なSiCパワーモジュールを出品。新開発の高耐熱樹脂を採用し、世界で初めて、トランスファーモールド型で225℃の高温動作を実現しています。また、室内光向けに特化した色素増感型光電変換デバイスなどの展示も行うとのこと。

225℃高温動作可能なSiCパワーモジュール(ローム)

村田製作所は、電界結合型ワイヤレス電力伝送システムを出品。従来の無接点充電と違い、送電部の位置ぎめが不要になったことが特徴。また、比較的大きな電力が送電できるため、同時に複数個の充電も可能になったとしています。電極部分を非常に薄く形成でき、透明電極も採用可能で、外観デザインの自由度が向上するとのこと。

電界結合型ワイヤレス電力伝送システム(村田製作所)

浜松ホトニクスは、MEMS技術とイメージセンサ技術の融合により、親指大の超小型サイズ(27.6 × 13 × 16.8mm)を実現した分光器ヘッドのデモンストレーションを実施。ミニ分光器のラインアップも展示。

超小型サイズ分光器ヘッド(浜松ホトニクス)

NTTドコモは、10分間でフル充電可能な超速充電バッテリを出品。バッテリジャケットをスマートフォンに装着し、従来の1/10~1/15程度の時間で充電される様子を公開するとのこと。

超高速充電バッテリ(NTTドコモ)

住友スリーエムは、シースルー太陽光発電フィルムを出品。向こう側が見えるほどの透過性を持つフィルムに発電素子を載せたもので、表からも裏側からも光を受けて発電可能。さらに、赤外線をカットすることで室内の温度上昇を抑制する遮熱効果や、ガラスが割れたときに飛び散らない飛散防止性能もあわせ持っているとのこと。

シースルー太陽電池フィルム(住友スリーエム)

太陽誘電は、世界で初めて商品化した小型大容量積層コンデンサ(3216形状 220μF)を展示。3216サイズ(3.2×1.6×1.6mm)で静電容量220μFを実現しており、積層数は1000層近くあるとのこと。

220μFの小型大容量積層コンデンサ(太陽誘電)

タムラ製作所は、風力発電など再生可能エネルギー向けの大型トランスを展示。欧州、中国、アセアン、インドなどにおける、風力・太陽光発電、UPS、鉄道、産業機械向け大型トランス/リアクタ開発・生産の取り組みを紹介します。また、ノートPC用のゼロワットACアダプタも出品。入力コード接続状態でも待機電力を限りなくゼロに近づけているとのこと。

風力発電用三相リアクタ(タムラ製作所)

ゼロワットACアダプタ(タムラ製作所)

SJNでは、CEATEC会場からの速報レポートもお伝えしていく予定です。


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