北京大、磁気コンパスの働きをするタンパク質複合体を発見…生物の磁場検知能力を解明か

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北京大学の研究チームは、磁気コンパスのように外部磁場の方向を向く棒状のタンパク質複合体を発見したと発表した。生物が持っている磁場検知能力のメカニズム解明につながる可能性がある。2015年11月16日付けの Nature Materials に論文が掲載されている。

タンパク質複合体によるバイオコンパス(出所:北京大学)

タンパク質複合体によるバイオコンパス(出所:北京大学)

研究チームは、ミバエのゲノムをスクリーニングし、これまで知られていなかった磁気受容体(MagR)を特定した。MagRは、感光性タンパク質クリプトクロム(Cry)と組み合わさって、外部磁場方向に自発的に整列する。このような生物コンパスが特定されたのは今回が初めてであるという。生物の磁場検知能力を説明する新しい知見であると考えられる。

研究チームによると、MagR/Cry複合体はハトの網膜中にも存在しており、昆虫から、魚類、爬虫類、鳥類、ヒトを含む哺乳類に至るまで、進化上あまり変化せずに受け継がれているという。


発表資料

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