「音楽を聞かせると太陽電池の出力が上がる。クラシックよりポップスのほうが効果的」英研究チーム

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インペリアル・カレッジ・ロンドンとロンドン大学クイーン・メアリー校が、「太陽電池に音楽を聞かせると出力が大幅に上がる」との研究成果を報告している。最大で45%の出力向上が見られた。クラシックでも出力は上がるが、より効果的なのは高ピッチな周波数を含んでいるポップミュージックであるという。2013年11月6日付けの Advanced Materials に論文が掲載されている。

通常環境および周波数10KHzの外部音波をかけた場合のP3HT/ZnOナノロッド太陽電池の遷移吸収信号の比較 (Safa Shoaee et al., Advanced Materials (2013) DOI:10.1002/adma.201303304)

ある種の材料に圧力や歪みをかけると電圧が生じる現象は、圧電効果として知られている。音波によって太陽電池の出力が上がるのも、圧電効果によるものであるという。

研究チームは圧電材料である酸化亜鉛のナノロッドを用いて太陽電池セルを作製し、出力に対する音波の影響を調べた。その結果、沿道の騒音やオフィスのプリンター音と同じ75dB程度の音量でも、著しい出力向上効果があることが分かった。

太陽電池の出力向上は特定の周波数の音波において特に顕著だったため、単調な雑音ではなく音楽を使った実験を行ったところ、クラシックよりも高ピッチな周波数を含むポップミュージックで大幅な出力向上が見られたという。

今回の発見の実用的な意義としては、エアコンやパソコン、車載機器などに搭載された太陽電池の出力を上げるために、機器から出る雑音などを利用できることが挙げられている。


発表資料

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