大型テレビ向け有機EL材料市場が急成長、2016年までに携帯向け超える・・・ディスプレイサーチが予測

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調査会社ディスプレイサーチが、2017年までの有機EL材料市場の成長予測を発表している。大型の有機ELテレビの普及率は依然として高くないが、面積ベースの市場規模については今後数年でテレビ用パネルのシェアが大幅に拡大するとみられる。2017年までの有機EL材料市場の年平均成長率(CAGR)は67%と予測している。

用途別の有機EL材料市場規模予測 (Source: NPD DisplaySearch Quarterly OLED Materials Report)

同社では、有機ELディスプレイの発光層および共通層に用いられる有機材料の市場規模が、2013年に5億3000万ドルに達すると予想。2017年には34億ドルに成長するとみている。また、2013年8月9日に有機EL共通層の材料開発メーカーであるノバレッドをサムスンが買収すると発表した件について、有機EL材料の成長性を端的に表すニュースであると指摘している。

最近までアクティブマトリクス型有機ELディスプレイの主要アプリケーションは携帯電話だったが、ディスプレイメーカー各社は現在、テレビ用、タブレットPC用その他の大型ディスプレイ向け市場への進出を開始している。有機ELテレビの出荷台数は、2014年時点で100万台未満に止まり、2017年以降も1000万台程度にしかならないと予想される。これは有機ELパネル出荷枚数全体の10%程度のシェアでしかないが、面積ベースの市場規模に直すと、テレビ用の有機ELディスプレイ材料のシェアは2014年時点でも17%を占めると予想される。さらに2016年までには携帯電話用パネルのシェアを超えるとみられる。有機EL材料に対する需要はパネル面積に比例するため、2017年までに急速な伸びが予想される。有機ELテレビの歩留まりが低いことも、原料消費量の増加を招くため、市場規模拡大の要因になるという。


発表資料

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