IMECら、有機太陽電池でモジュール変換効率5.5%達成 ・・・ 世界記録更新

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ベルギーIMECと化学メーカーのソルベイが、有機太陽電池でモジュール変換効率5.5%を達成したとのこと。有機太陽電池では世界記録の更新となる。モジュールレベルでの変換効率の最適化は、有機太陽電池の量産商用化を進める上で重要な課題となっている。2012年9月に独フランクフルトで開催された太陽光発電の展示会「EUPVSEC 2012」で発表した。

変換効率5.5%を記録した有機太陽電池モジュール (出所:IMEC)

今回のモジュールでは、新開発の逆構造バルクヘテロ接合アーキテクチャを有する高分子系太陽電池セルを使用した。このアーキテクチャによって、セルにおける光処理の最適化とデバイス安定性の向上が同時に実現されるという。

IMECらは2011年に、フラーレン誘導体と低バンドギャップのp型ポリマーを用いた有機太陽電池にこのアーキテクチャを適用し、セル変換効率6.9%を実証。その後、モジュールへの集積化に取り組んでいた。今回のモジュールでは、開口部の95%が発電に使用されており、開口部面積16cm2で変換効率5.5%を達成している。

有機太陽電池は、透光性が高く、大面積を高スループットで生産できることから、建物外壁や窓への組込みなどの用途が有望視されている。光の強度や入射角度に対する変換効率の依存性が小さいという特性もある。工業プロセスへの拡張や、さらなる性能向上、長寿命化などが課題となっている。


発表資料

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