2011~2016年のスマートメーター市場は年平均32.9%で成長。IDCが予測

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IDCが、スマートメーターの世界市場調査結果を発表しています。それによると、2011年第4四半期におけるスマートメーター出荷台数は前期比11.8%増、23.8%増と二桁成長し、2011年通年での出荷台数は2540万台になったとのこと。2016年の出荷台数は1億4000万台を超え、2011~2016年の年平均成長率(CAGR)は32.9%になると予測しています。

Chart: Total Worldwide Smart Meter Shipments, 2011 – 2016 Forecast in Million UnitsDescription: Source: IDC Worldwide Quarterly Smart Meter Tracker, March 7, 2012Note: IDC’s Worldwide Quarterly Smart Meter Tracker provides quarterly shipment, installation, and revenue data by smart meter vendor, communication module vendor, and communication module technology – PLC, Wireless (RF Mesh, RF Tower, etc), Wired (PLC, other) as well as by utility revenue type and size. Both historical and forecast data is provided for 8 countries and 3 regions.For more information, or to subscribe to the research, please contact Kathy Nagamine at 1-650-350-6423 or knagamine@idc.com. Further detail about this tracker can be found at:http://www.idc.com/tracker/showproductinfo.jsp?prod_id=79Tags: IDC, Tracker, Smart Meter, Q42011,Author: IDCcharts powered by iCharts


2011年のスマートメーター市場は、主にカナダ市場の回復と欧州での出荷台数増加に支えられて成長。一方、2016年には新興市場が成長の牽引役になるとしています。

2012年は、欧州でのスマートメーター出荷がさらに加速されると予想。これは各国レベルでの導入計画が進んでいることに加え、欧州委員会の「20-20-20」* 戦略の具体化が始まるためであるとします(*2020年までに温室効果ガス排出量を90年比20%削減、エネルギー効率を同20%改善、エネルギー総消費量に占める自然エネルギーの割合を20%とするというEUの温暖化防止目標)。

中国・インドの巨大市場で高性能メーターインフラ(AMI: Advanced Metering Infrastructure)の整備が始まるのに伴い、アジア・太平洋地域においても顕著な市場の立ち上がりが予想されます。福島原発事故を受けてエネルギー保全に改めて注目が集まる中、日本市場も活性化。一方、スマートメーター配備が先行したオーストラリアなどで利用者の不平不満が高まったという教訓から、オセアニア地域の電力会社では、スマートメーターが利用者の反発を招かないようにするための策を模索しているところです。

2016年頃には、スマートメーター導入の動きは北米・欧州から、発展途上地域へと移行。このシフトと同時に、新たな市場ニーズに対応するための進化が始まるといいます。IDCエナジーインサイツの上級研究アナリスト Dean Chuang氏は「世界のスマートメーター産業において、ローカルな配備パターンが表れ始めている。個々の市場、個々の電力会社が、AMIシステムに対してそれぞれ異なるニーズや意図を持つようになってきた。スマートメーターのメーカーは、個々の市場ニーズに適合するための幅広いソリューションを開発しつつある」とコメントしています。

IDCの予想では、2016年までに、成熟市場と新興市場のAMIに明確な違いが表れるとします。新興市場の電力会社は、市場への利用者の関与や次世代のスマートグリッド・アプリケーションといった試みよりも、料金請求や盗電防止策を重視する傾向があるとのこと。加えて新興市場は、成熟したAMI市場と比べて、価格に対してより敏感に反応しているともいいます。


発表資料

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