カテゴリー別アーカイブ: 災害・防災

「メキシコ湾の原油流出事故で使われた浄化用分散剤によって毒性が52倍増大」ジョージア工科大ら

2010年に英BPが起こしたメキシコ湾での原油流出事故で、浄化のために使用された原油分散剤「コレキシト」(Corexit)の毒性を調査したジョージア工科大学とメキシコ・アグアスカリエンテス自治大学(UAA)の研究チームが、「コレキシトと原油が混ざることで毒性がもとの52倍増大する」という報告をまとめている。コレキシトの毒性については、以前から環境への影響を懸念する見方があった。

名古屋大ら、太陽フレアの発生条件とメカニズム解明。正確な宇宙天気予報に期待

名古屋大学太陽地球環境研究所の草野完也教授(太陽地球環境物理学)を中心とする研究チームが、「地球シミ
ュレータ」による詳細な計算機シミュレーションと太陽観測衛星「ひので」による観測データの精密解析を通して、太陽フレアが発生する条件とメカニズムを明らかにした。太陽表面に2種類の特殊な磁場構造が現れるときに太陽フレアが発生するという。巨大フレアの発生条件解明と正確な宇宙天気予報の実現につながる研究として注目される。

東工大、都心部の気流を解像度1mで広域シミュレーション

東京工業大学学術国際情報センター(GSIC)の青木尊之教授と小野寺直幸特任助教らが、スパコンTSUBAME2.0を使って、東京都心部の10km四方のエリアに対する超高解像度の気流シミュレーションを行った。実際の建造物のデータをもとにして、1m間隔の格子解像度でシミュレーションした。

ユタ大、放射線浴びても壊れないMEMS型ロジック回路を開発

米国ユタ大学の研究チームが、強い放射線に暴露しても壊れないMEMS型ロジック回路を開発したとのこと。MEMS技術を用いた機械的な電極の開閉によってロジックゲートでの電流オン・オフ制御を行うため、放射線に起因する半導体の動作不良で演算できなくなるトラブルを回避できるという。宇宙環境、原発事故現場、核攻撃時などのロボット操作への応用が期待される。

自律飛行能力のある小型無人ヘリ、チューリッヒ工科大が開発。GPSや遠隔誘導操作不要、被災地救援活動などに利用期待

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究チームが、自律飛行が可能な新型の無人マイクロヘリコプターを開発したとのこと。飛翔体に搭載したカメラと小型コンピュータを使って自分自身で飛行進路を誘導することができるため、GPSや遠隔操作によるコントロールの必要がなくなるといいます。

油の吸収性能が極めて高いCNTスポンジ、米研究チームが開発。ボロン添加によって三次元ネットワーク構造形成

米ライス大学とペンシルバニア州立大学の研究チームが、カーボンナノチューブ(CNT)に微量のボロンを添加すると、油の吸収性能が極めて高いスポンジになることを発見。スポンジで吸収した油は、後から回収したり燃焼させることができ、スポンジの再利用も可能であるとしています。材料は1ステップで作製することができ、スポンジとしての用途に限らず幅広い分野での応用が考えられそうです。

「マイクロ潜水艦」で汚染水から油を回収除去 ― ICNらがナノマシン開発

カタロニア・ナノテクノロジー研究所(ICN)とカリフォルニア大学サンディエゴ校の共同研究チームが、原油流出などで汚染された水から油を回収除去する能力のあるナノマシンを開発したとのこと。「マイクロ潜水艦」と呼ばれるこのマシンは、チューブ状のマイクロエンジンに極めて疎水性の高い膜を1層コーティングしたもので、この疎水層に油が吸着する仕組み。

地震に対して建物を「透明化」する免震技術、マンチェスター大の数学者が提唱

マンチェスター大学の数学者 William Parnell氏らが、地震に対して建物を「透明化」あるいは「不可視化」して震動の影響を免れるという新たな免震方法を提唱しています。「透明人間のマント」のような効果を持つある種の媒質で建物を隠すことによって、まるでそこに何もないかのように地震波が建物を通り過ぎるようになるといいます。

ミシガン大ら、サイボーグ化した昆虫に組み込む振動発電デバイスを開発

ミシガン大学工学部らの研究チームが、昆虫の羽に組み込むタイプの振動発電デバイスを試作したとのこと。発電デバイスをセンサや制御用マイコンなどと一緒に搭載した「昆虫サイボーグ」は、人間の立ち入りが困難な災害現場での初期踏査などに応用が期待できるとしています。

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