カテゴリー別アーカイブ: 原発・放射能

Caltechら、銅/鉄ナノピラーのヘリウム脆性抑制効果を報告。放射性損傷に強い原子炉材料へ応用期待

カリフォルニア工科大学(Caltech)を中心とする米研究チームが、ナノ材料の放射性損傷についてこれまで知られていなかった現象を報告している。銅/鉄界面を有するナノピラーでは、放射線照射によって材料内部にヘリウムの泡が発生しても、バルク材料のようなヘリウム脆性が起こらないという。将来的には、放射性損傷に強い原子炉材料に応用できる可能性がある。

ロスアラモス研究所、宇宙線を使って福島原発の核燃料の位置特定する技術を開発

米ロスアラモス国立研究所が、福島第一原発での事故によって破損・溶融し、どこにあるのか分らなくなっている核燃料の位置を画像化して特定する技術を開発したとのこと。宇宙から地表に降り注いでいる宇宙線の主成分であるミュー粒子を利用した宇宙線ラジオグラフィで原子炉内の撮像を行うという。

福島原発、強制退避措置による死者数>事故による死者数・・・スタンフォード大が試算発表

スタンフォード大学の研究チームが、福島第一原発事故による死者数の予測値を発表。原発事故が原因の死者数は130人程度、長期的な癌の罹患者数は180人程度になると試算している。また、事故発生後に原発の周囲20km圏内からの強制退避措置については、強制退避それ自体に起因する死者数が、同措置によって回避された放射線被ばく関連の死者数を上回ると試算。日本政府による強制退避措置はかえって人的被害を大きくする方向に働いたと指摘している。

バークレー研究所、体内に取り込まれたプルトニウムなどアクチノイド系汚染物質の除去剤を開発中

米ローレンス・バークレー研究所が、体内に取り込まれたプルトニウムなどの放射性物質を除去する化学薬品の開発しているとのこと。すでに2種類の有望な候補物質を特定しており、臨床試験に向けた研究が進められています。

「海水で核燃料が腐食、ウラン汚染広がるおそれも」カリフォルニア大らが報告

カリフォルニア大学デービス校とノートルダム大学の研究チームが、海水による核燃料の腐食についての新たな知見を報告しています。それによると、腐食によって生成されるウラン化合物は水に溶けやすくなり、または微粒子状になって、通常のウランよりも広範囲に拡散する可能性があるとのことです。

「低線量放射線でのLNT仮説」成り立たない可能性示唆。バークレー研究所が新たな証拠を報告

米ローレンスバークレー国立研究所の研究チームが、低線量の電離放射線リスクに関する新たな知見を報告しています。研究で得られた証拠は、「放射線による生体へのダメージには閾値がなく線量に比例して直線的に増大する」というLNT仮説(the linear-no-threshold hypothesis)が低線量では成り立たない可能性を示唆するものであるといいます。

ミカヅキモがストロンチウム90を分離固定する仕組み、ノースウェスタン大とアルゴンヌ国立研究所が解明

緑色藻類のミカヅキモが放射性同位元素ストロンチウム90を選択的に分離固定する仕組みが解明されたとのこと。ノースウェスタン大学とアルゴンヌ国立研究所の研究チームが発表しました。ミカヅキモがこうした能力を持っているという報告はこれまでにもありましたが、その仕組みはよく分かっていませんでした。

放射能汚染水中のセシウムを安全に閉じ込めるナノ吸収剤を開発 ― 豪クイーンズランド工科大ら

クイーンズランド工科大学の研究チームが、汚染水から放射性物質を除去可能な新材料を開発したとのこと。原子力災害後の除染作業に役立つ技術として注目されます。数百万トン規模の大量の放射能汚染水をどのようにして浄化するのか、高濃度汚染物質をどうやって安全に保管するのかといった問題の解決の糸口になる可能性もあります。

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