マンチェスター大、導電性2次元インクを用いたヘテロ積層デバイスを試作、生体適合性も評価

マンチェスター大学の研究チームは、グラフェンなど二次元材料を用いて、インクジェットプリンタで使用できる水系インクの製法を開発した。さらに同インクの生体適合性についての評価も行った。
マンチェスター大学の研究チームは、グラフェンなど二次元材料を用いて、インクジェットプリンタで使用できる水系インクの製法を開発した。さらに同インクの生体適合性についての評価も行った。
北京大学の研究チームは、磁気コンパスのように外部磁場の方向を向く棒状のタンパク質複合体を発見したと発表した。生物が持っている磁場検知能力のメカニズム解明につながる可能性がある。
立命館大学理工学部機械工学科の飴山惠教授が、金属材料の力学特性を飛躍的に向上させることが可能な材料創製法の開発に成功した。
ペンシルバニア州立大学の研究チームが、ヒトの細胞内部で人工ナノモーターをコントロールする技術を開発した。超音波を使ってナノモーターの前進運動や回転を制御できる。磁気による操縦も可能であるという。癌の治療やドラッグデリバリーへの利用が期待される。
東京大学の桜井貴康教授、染谷隆夫教授らの研究グループが、有機デバイスだけで構成された柔らかいワイヤレス有機センサシステムの開発に成功した。世界初の成果であるという。開発したセンサシステムは、離れたところからワイヤレスで電力供給が可能で、水分検出などに使える。おむつや絆創膏に装着する使い捨てセンサなどへの応用が期待される。
理化学研究所とマレーシア科学大学が、ラン藻に微生物の遺伝子を導入し、光合成だけで高効率にバイオプラスチックを生産することに成功した。ラン藻の乾燥重量の14%に当たるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)を合成し、世界最高レベルの生産効率を達成した。太陽光によるクリーンで安全なバイオプラスチック生産プロセスが構築できると期待される。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、1アトグラム未満の分解能を持つ質量測定器を開発した。1アトグラムは、100京分の1グラム(1グラムの1兆分の1のさらに100万分の1)という極めてわずかな質量。ナノ粒子や生体細胞の構成要素の質量を精密に測定できるようになる。微粒子の組成や機能の解明に役立つという。
名古屋大学の研究チームが、気孔の開口を大きくすることで光合成と植物の生産量を増加させる技術を開発した。農作物やバイオ燃料用植物の生産量増加や、植物を利用したCO2削減への応用が期待される。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、遺伝子操作したウイルスを利用してリチウム空気電池の電極用ナノワイヤを作製する技術を開発した。通常の化学的手法で成長させたナノワイヤと異なり、ウイルスによって形成されたナノワイヤは表面にスパイク状の突起があり、表面積が大幅に増加するという。