カテゴリー別アーカイブ: 超伝導

分子研ら、有機物に電圧を加えることで超伝導スイッチ実現

分子科学研究所の山本浩史教授、須田理行助教、理化学研究所らのグループが、シリコン半導体に用いられている歪み制御技術を用いて、有機物に電圧を加えることで動作する超伝導スイッチを開発した。低コスト・省エネルギーで製造可能なフレキシブルデバイスの開発につながる可能性がある。

京大ら、量子ゆらぎの影響で超伝導電子が重くなる異常現象を発見

京都大学の研究グループが、米アルゴンヌ国立研究所、英ブリストル大学、およびポーランド科学アカデミーの研究グループと共同で、超伝導電子がある特定の方向でのみ重くなり、非常に動きにくくなる特異な超伝導状態を発見した。物質の化学的組成を変化させるなどして磁性を消失させた非従来型超伝導体において、絶対零度で現れる量子ゆらぎが超伝導電子に及ぼす詳細な機構を初めて明らかにした。

BNL、30テスラの強磁場中でも高い臨界電流密度を示す鉄系高温超伝導薄膜を作製

ブルックヘブン国立研究所(BNL)を中心とする米国の研究チームが、鉄系高温超伝導体を用いた臨界電流密度の高い超伝導薄膜の作製に成功した。抵抗ゼロの状態で超伝導体に流すことのできる最大電流値である臨界電流密度が、30テスラの強磁場中で 105 A/cm2 のオーダーに達している。超伝導薄膜のバッファー層として二酸化セリウム層を加えることで臨界電流密度が向上したという。

MITら、量子スピン液体状態の磁性体を実験で確認

マサチューセッツ工科大学(MIT)を中心とする研究チームが、「量子スピン液体」と呼ばれる状態にある磁性体の存在を実験で確認した。量子スピン液体状態の磁性体は固体の結晶だが、物質を構成する個々の粒子の磁気方向が絶えず変動しており、あたかも液体中の分子のように振舞う。強磁性、反磁性につづく第三の基本的な磁性の状態であるとされる。

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